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人の一生。

先日、とても古い友人のお通夜に行ってきました。
逢いたいなーと思いながらも、ずいぶんご無沙汰してました。

昔々バブルという、皆がおもしろおかしく暮らしていた時代がありました。
御多分に漏れず、私も若かりし頃は 遊び呆けておりましたねー。
毎週毎週、週末は琵琶湖でJetski。
フィリピン人に間違えられるほど日焼けして。。
夜はBBQや宴会。。

その楽しかった思い出に その友人もいつもいました。
とーってもやさしい微笑みで。
どちらかというと派手なまわりの友人達と比べて とてもおとなしい
風貌と性格。
いつもにこやか笑みで そっとそばにいました。

ほんとに普通の方でした。


その方のお通夜のお焼香の時。
終わらないんですよ。お焼香の列が。
友人知人がぞくぞくと続いて・・・・
お坊さんのお経もすっかり終わってもなお。

よく亡くなったときに その人の価値がわかるといいますが
あの長い長いお焼香の列をみたとき、
あぁきっと また彼はほほえんでるだろうな。さびしくないだろうなと
思いました。

財をなした訳でも、名をあげた訳でもない。
ただただそっと誰かのそばに寄り添う。
知り合った人は、みんな彼が大好きになり、どうしても最期のお別れがいいたくなる。
人の価値って、きっとこういうことなんだろうなと感じました。

お坊さんがお通夜のことを夜伽ともいいます。と
おっしゃってました。
きっと、あの長い長い参列者は夜を通して彼との懐かしい
御伽噺をしていたんじゃないかな?

風のようにさわやかに いなくなったあの方。
たくさん御話し聴いてくれて、ありがとうね。

by daiko_sus | 2012-08-07 12:41 | 小梅について  

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